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感性

小さな子どもさんのレッスンもするけれど、
学生さん、大人の方のレッスンをする。

一人一人、それぞれに人間も持って生まれた課題も違うし、
楽譜が例えてレシピとして、奏でる味はある程度のルールを知ってさえいたら、もう其々の好みで良いんじゃないか、と思う。
その人ならではのバランスが取れていたら充分OK。
それ以上極めていくかどうかも、その人の性格や人生、時の巡り合わせ、みたいなのもあるし、
私と出会ったのも何かのご縁、と諦めてもらって、どうしても言いたいことは言わせてもらう事にしている。


楽譜を見て、歴史的に、の分析力もいるし、
楽器を弾くには運動能力もいる。
頭脳と身体。
これを正確に言語化するのも、なかなか難しいけれども、
それらよりも迷いながら言葉を選ぶのは感性に関わる部分だ。
感性のない人間など存在しないが、
それがうまく演奏と結び付く、付かない、付けられない、というところで困っている人が多い。
人間が異なるので、滞っている、うまくいかない理由も、目指している解決点もそれぞれ異なるだろう。

プロフェッショナルの音楽家でさえ、音楽における感性の割合は千差万別なのに、
違うで、、と発言して良いものか?と迷うこともあったけれども、
音楽の一番面白いところは
目に見えない音の世界であるからこそ
目には見えない『人間』の個性が顕になるところだと。

この分野に踏み込まず、、は自分の性格上ムリかも。

本当に上手な人たちは
直接の先生にそういうことを教わらなくても
歴代の名音楽家からインスピレーションを得て
勝手に必要なところを吸収して育っていくものだし。
必要以上に責任を背負い込む事もない。

しかし、側から見て、どんなに名演奏家という名声がある人でも、
毎日地道にコツコツ
自分の"バランス"問題と向き合っている。
それは事実。

程度の差はあれ、皆それぞれ同じ。