formula

数年前に、学生のコンクール全国大会の審査で聴かせてもらったことのある天才少女が、最近海外の子どものコンクールでも大活躍しているらしく、
映像がYouTubeのオススメであがってきた。
さすがだなぁ、すごいなぁー、がんばれー!と嬉しく思う。

その審査会でも他の先生たちと、これでまだヴァイオリン歴10年ぐらいなのよね、、と話したのを覚えています。



翻って、わたしたち。
未だに。なぜに。楽器を弾くのは難しいのか。

たぶん、今現在12、13歳であろうその女の子の演奏を、高校生、はたまた大学生。わたしたち大人、が弾いているという設定で音声を流してみても、
(演奏は上手だけれど)それでは満足し得ないだろう。
と、思った。


人間は面白い。

たぶんスタートは
1-1=0みたいな
超簡単な数式から始まって、その美しさと正解に満足しているのだけれど、

自分、人間、そして世界というものが見えてきて、
自分の感じる「美」の近似値をより正確に表そうとすれば
その計算式、数式はどんどん複雑なものにならざるを得ないんだと思う。
そして徐々に一瞬、一瞬その危うさ、揺らぎが生じる。


究極には
E=mcの二乗
みたいなシンプルだけれど、証明するのに
果てなき時間が必要な数式の世界を見つけるのかもしれない。


女の子が将来、どんな音楽を聴かせてくれるか
とても楽しみ。


そして私は
とりあえず自分の計算式を解かねばなりませぬ。
ふむむ。