Weight

昨日、歯医者さんに定期検診に行ったら、口の中を診た先生が
「あれ?!」
と驚きの声をあげていた。
私の歯には、1本爆弾を抱えているような子がいて、
ストレスがあったり、何かの拍子に具合が悪くなる。
それもこれも、ヴァイオリンという楽器が、顎の下に挟んで弾くタイプの楽器なので
骨伝導もするし、思いっきり嚙みしめるからだと思う。

その問題児ならぬ問題歯の具合が、見違えるほど良い健康状態に回復していたから、びっくりされたらしい。


やっぱり!!!
「立ち方というか、体重の足への落とし方が分かったみたいなんです!!」
と、嬉しくなって歯医者さん相手にフォームの実演をやってみせる私。

これは、やはり正しい方法なのかもしれない。
気分だけじゃなくて、
それもプロの先生に褒められるのは嬉しい。


わたしが今行き着いた答えは、結局身体の構造に忠実に、自分の体重を落とすべき骨に落ちるように立つ、というシンプルなもの。
人間の身体には太い骨、細い骨、色んな骨があるけれども、長い進化を経て太い骨は体重をしっかり支えるために太いはず。だから太い骨にうまく自分の体重を乗せること、落とすことができれば、実際足の踏み込みだけで弾くことが出来、無駄にそれ以上の力を入れる必要はない、という考え方。

色んな人に身体の知識を教えてもらったり、数多く本を読んだり。
答えを求めていたら、答えの方が私に近づいてくる気もするほど、ここ十数年間のテーマです。


フォームや立ち方は、呼吸や血流、心や頭の閃きにも直接関連してくるし、そこにすでに人物、性格もあらわれている。生徒さんなどを見て、明らかに色んなタイプがあることを痛感すればするほど、研究に終わりはない。(色んなタイプがあること自体は悪いことでは無いです。)
ただ生徒さんに骸骨の図を見せて説明をし、頭では構造が分かってもらえたとしても、実際自分の身体を使いこなせるまでには、相当な身体の声を聞く訓練が必要なのも事実です。
(こういう性格と身体、立ち方や弾き方の関連性を日本人だけじゃなくて、人種別や国別にもデータを集めたいというのが、ちょっとした夢)


世の中にはそういうことで困っている人も多いのだから、なんかメモかなんかを残しておいて、将来本にすればいい、とも歯医者さんに言われましたが、
健康本や、骨や身体の使い方本なんて、世の中に有り余るほど出版されています。


実践で証明あるのみ。